日本人は70代後半で歯の半分を失っています。(平成23年厚生労働省歯科疾患実態調査)
また70代後半の4人に1人が全ての歯を失って総入れ歯を入れています。多くの患者様は決して歯を失いたくないと歯科医院に治療においでになります。ところが現実には虫歯になれば削って詰めるだけ。歯を失ったらインプラントか入れ歯を入れるだけ。といった歯を悪くしてきた原因を改善することを考慮しない単なる対症療法が一般的には行われている結果、次々と歯を失ってしまいます。残念ながら現在の日本の歯科医療の仕組みでは、この状況は当分改善されるとは思えません。歯を失う原因の多くは患者様の歯みがきの仕方が悪いことではありません。その証拠に70代後半でも半数以上の人の歯周病が軽度でしかありません。歯が失われる原因の多くに“歯にかかる力”の問題が関係しているにも関わらず、その分野についてはほとんど検査や治療が行われていないのが現状です。
太田歯科医院では長年に渡り歯にかかる力の問題について取り組んでまいりましたが、今後このことをもっと日本の歯科医療のために広めていかなければならないと考えております。その分野の一部であるドイツ式テレスコープ義歯は、歯をすでに何本か失ってしまった患者様が、残っている大切な歯を守って行くために、とても優れた治療方法です。日本ではほんの少数しかないドイツ式テレスコープ義歯に専門的に取り組む歯科医院として、皆様の健康のためにお役に立てるために今後も努力を続けてまいります。
■所属学会・研究会
・日本顎咬合学会(かみ合わせ認定医)
・日本歯科人間ドック学会認定医
・日本口腔インプラント学会
・日本歯内療法学会
・日本フィンランド虫歯予防研究会
・LSTR研究会(3Mix-MP法)
・包括歯科医療研究会(IPSG)
ただお口の中に問題が起こった時に治療する事だけが目的ではなく、生涯に渡り皆様の歯を失わないように守るための最善の歯科医療を行い、患者様の幸せな生活に貢献する。そして本当に歯を守れる治療の仕組みを広め、先進国で最下位と言われる日本の歯科医療を良くすること。
ドイツ式テレスコープ義歯:
歯を何本か失ってしまった方に、これ以上歯を失わないようにするための「ドイツの特殊義歯」。予防補綴(ほてつ):
ただ歯を治すことだけを目的とせず生涯に渡り歯を失わず守れる高度な治療。かみ合わせ治療:
歯にかかる力をコントロールすることで、歯を虫歯や歯周病から強力に守る大切な技術。歯にかかる力の分析:
歯と歯がどのような方向にどのような角度で当たることが最善かを調べる技術。歯と金属などの強力な接着理論:
治療した歯が将来虫歯にならないための新しい理論。一度治した歯が虫歯になるのも神経を取った歯が折れてしまうのも、この接着理論を理解すれば多くの場合防ぐことが出来ます。原因から治す歯周病治療:
ただ歯石を取るだけではなく出来るだけ手術をしないで歯周病を治す。
1987 | 神奈川歯科大学卒業・歯科医師国家試験合格 |
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1990 | 太田歯科医院開院 |
1997 | かみ合わせを中心としたドイツの歯科医療の研修を開始 |
2001 | 日本顎咬合学会でドイツ式義歯テレスコープシステムについて発表 |
2002 | 歯科専門誌『歯科評論』増刊号の『ストレスフリーの歯科医院づくり』に執筆 日本歯科大学インプラント科において研修を開始 |
2003 | 10日間に亘り、ドイツにて研修、各種セミナーを受講 |
2004 | 歯科専門誌『歯科評論』増刊号の『予防補綴のすすめ』に執筆 |
2006 | 日刊スポーツ新聞医療欄に6日間に亘り取材記事を掲載 |